音のクロッキー

2009.6.1 (月)

シューゲイザー風のテクノは、もろもろの課題がクリアできなくて頓挫。こういうときは気晴らしに別のことをするに限る。

鼻歌でメロディーを適当に歌って、良い案配になってきたら鍵盤で打ち込み。メロディができたら、コードを付ける、といった作業をしました。なるべく細かいことを気にせず短時間で、かつ雰囲気をつかむ感じで。でも、極力音ミスには気をつけて。これって絵画でいうところのクロッキーに似ているなと思った。このまま作り込んでも良いし。あと、この前のリハーモナイズの練習が多少生きているような気が。

しかしながら、鼻歌で作るメロディってどこかで聴いたことがあるようなものになってしまいますね。いろいろな音楽を聴いて音楽的土壌ももっと培わないと、と思いました。

sketch090531.mp3
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/sketch090531.mp3]

旧Blogとインターネット

2009.5.9 (土)

このサイトはGoogleのアクセス解析を導入しているのですが、実は滅多に見ません(笑)
導入したのはちょっとした職業病みたいなものです。

さっきこのブログを更新するときに久しぶりにアクセス解析を見たのですが、旧ブログで書いた内容を探してこちらへアクセスしてくる方がいまだに多いことにちょっと驚きました。

旧ブログでは本業に関わるようなネット業界の事とか、ちょっとしたプログラミングのコードを載せていました。先日も、とある出版社の方から、ずいぶん昔に書いたコードを使わせてほしいとお問合せをいただきました。

このサイトは趣味の音楽サイトにしたいということと、本業もWeb制作全般の事からもっとビジネス的な領域やマネージメントにシフトしてきた(していきたいと思っている)ということもあり、アップデートな内容を更新出来ないので、ばっさり古いものを削除してしまいました。

自分は、インターネットの一番良い所というのは、小さな個人がビジネスの機会を得られる事や、技術的な革新ではなく、実は、「各々の好奇心に基づいた無償の助け合いの精神」なのではと思います。ということで、古い内容だし、大したことを書いていたわけじゃないのですが旧ブログを再アップしました。少しでもだれかの役に立てればと。

http://www.minfish.jp/blog/

よく、キーワードだけをちりばめて、たいした下調べもせず、全く内容の無い情報を日記的な文章で毎日毎日インターネット全体に公開する人がいますが、どうかなあと思います。SNSでやればいいのに。限られた人に向けて。ノイズがネット全体に増えて検索しにくい世の中になってきているように最近感じます。面白い日記って、もちろんありますし、検索のテクノロジーの問題もあるとは思いますが。

コンテンツを作るのはそれなりに手間がかかるし、必ずしもみんなが良いコンテンツを作れるわけじゃないけど、自戒の意味も込めて自分が思うインターネットのことについて、ちょっと書いてみました。もう少しWebを公開する意味を考えようと。サイトの更新頻度が悪い言い訳ではありません(笑)。

裏コード

GW中もなかなかアウトプットを出せずじまいでした。うーむ。今年は本業の方が秋まで立て込みそうなので少しでも進めたかった。

このブログもDTMマガジン感想日記になりつつありますが、今月6月号の藤巻式コード作曲講座の件です。「裏コード」です。トニックの半音上に出てくるドミナントということで説明を聞く限りではなるほどーと思ったのですが、譜面を見ると、む、む、む、難しい。。。講師の藤巻さんも番組でおっしゃっていましたが難しいです。全体を頭で理解する以前に、まず、鍵盤が弾けない。指が脳の指令と違う方向へと。。。勝手に違う指が。。。だ、ダメだー。。。

でも、サンプルのコード進行はどれもとてもカッコ良かったのでぜひ使えるようになりたいです。腰を据えてがんばります。

今月、掲載していただいた「end game」は、提出した後に「しまった!」と思うところが満載で、厳しいコメントを頂戴してしまいました。いつか、まるまる作り直してこのサイトに掲載出来ればと思います。

自分は30歳もだいぶ過ぎてからふと思い立って作曲を始めたのですが、これから2ヶ月に1曲ペースで作るとすると1年で6曲。仮に30年作り続けたとしても、たった180曲も作れないという事に気づきました。時間って大切です。

イメージトレーニング

2009.4.21 (火)

次に作りたいと思っている曲のイメージを養うために、iPodにこれは!と思う曲を詰め込み、ちょっと空いた時間にずっと聴いています。

どんな曲か?ずばりシューゲイザーな感じです。ハイティーン(ちょっと赤面する所ですね)の頃にハマっていたジャンルです。My Bloody Valentine「Isn’t Anything」とか「Loveless」、Ride の「nowhere」とか。懐かしいなあ。やっぱり今聴いても良い曲ばかりだなあ。

シューゲイザー (Shoegazer, Shoegazing) とは、ロックのスタイルの1つ。フィードバック・ノイズや深く歪ませたギターサウンド、ポップで甘いメロディーを際立たせた浮遊感のあるサウンドなどがシューゲイザーの一般的特徴として挙げられる。

シューゲイザーという名称は、この種のバンドではギタリストが終始うつむいてギターを弾くことが多かったことに由来し、Shoe(靴)を gaze(凝視)する人という意味でshoegazerと呼ばれるようになった(ドイツのシューゲルアインシュタインケリッヒが開発した音響装置に音がにているためシューゲイザーと呼ばれたというジョークもある)。当時は「ハッピー・ヴァレー」または「テムズ・ヴァレー」と呼ばれることもあった。シューゲイザーには1960年代後半に流行したサイケデリックミュージックのリバイバルまたは新解釈的な面があり、またその内省的な音楽スタイル全般がオルタナティヴ・ミュージックの1ジャンルと捉えられる事も少なくない。

wikipediaより。

当時は毎日毎日walkmanでこんな曲ばかり聴いて勉強もせずに絵ばかり描いてました。

次のボーナスでギターを買うつもりなのだけど、今は手元に無いし、それ以前に弾けないのでどうやって曲を作ろうか思案中。普通にギターサウンドのエミュレートっぽく作っても面白くなさそうだから、打ち込みとどう融合させるかが課題。音源ではギターっぽいのは使わない、というしばりを持たせたり。不自由さが自由を生む。たぶん。。。

良いアイディアが出るかもしれないし、出ないかもしれない。
そういう時間はとても楽しいです。

YAMAHA Final Master

2009.4.11 (土)

今月のDTMマガジンの藤巻浩のお気楽道場で紹介されていた、「YAMAHA Final Master」を早速導入してみました。

マスタリングの作業がとても苦手で、いつも四苦八苦して結局音のバランスがぐちゃぐちゃなんてことを延々と繰り返していたのですが、導入したら一発解決!この威力はすごい!!

普段、本業の方でエンジニア的(ジャンルは全然違いますが)なことに関わる事が多いので、趣味でやっている作曲ではそういった作業はあんまりやりたくないなあと思っていたのですけど、これでとっても楽になりました。

マスタートラックに挿すだけで音圧感が上がるだけでなく、一つ一つのパートがとてもクリアになるので、逆にこのパートは削った方が良いとか、こっちはも少し強調して、、、なんてメリハリを付ける判断がとても容易になります。

実は、永野光浩さんの「音を大きくする本」で紹介されていたVintage Warmerを買おうかなあと思っていたのですが、定価で3万円弱なのはちょっと・・・と、躊躇していました。

道場ではお試し版がダウンロード出来るとおっしゃっていましたが、どうやら廃盤になったらしく、現在はダウンロード出来ないようです。在庫限りのようなので普段、マスタリングがどうもうまく行かないなんて人は早めに購入してみてはどうでしょう。

手間のかかる事は(あんまり高額でない)お金で解決!って自分もおっさんになったなあと思う次第ですが。(笑)


超おすすめ!

Waltz69

2009.3.21 (土)

DTMマガジンで連載している、「藤巻式コード作曲講座」を参考にして、リハーモナイズの練習をしてみました。リハーモナイズは次回のテーマらしいですが予習です(笑)。リハーモナイズというのは。元々あるメロディーのコード進行を新しいものに書き直す事らしいです。コード進行の勉強にとてもいいらしいので早速挑戦!

「藤巻式コード作曲講座」では、付録のDVDの藤巻さんの講義を聴きながら、譜面をじっとニラんで勉強していたのですが、いまいちしっくりこなかったです。まるで、むちゃくちゃ難しいかけ算九九を丸暗記させられている気分。ですが、ふと、キーボード(61鍵の少し大きめの)を引っ張りだしてきて、実際にコードを押さえてみるとすごく納得できました。なんだこういう事だったのかと。演奏大事。下手ですが。

今回リハーモナイズした曲はショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」 です。

ショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_chopin.mp3]

作業しやすいように変イ長調からハ長調にトランスポーズしています。子どもがピアノの課題曲としてよく弾くやつですね。小さい頃近所でピアノをやっている子のうちからよく聴こえてきたような気がします。

ハ長調に移調するとこんな感じのコード進行になるのかな?

F-E-Gm6-Dm-Dm-C-G7-C-F-E-F#7-Dm-FM7 -C-G7-C/G

出だしの所はベースラインが半音ずつ下がっていき、ズンチャッチャ・ズンチャッチャ・ズンチャッチャとワルツのノリ感を強化するようなコード進行になっていました。昔の人はこんなリズムで踊ってたのかな?と考えると面白いです。

今回リハーモナイズしたのがこちら。

ワルツ9番Op.69 No.1「別れ」(リハーモナイズ版)
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_reharmonize.mp3]

先ほどと同じ出だしの所を

FM7 – Bdim – Dm7 -Em7 -Am7 – G7 – FM7 – Fm7 – Bdim -E7 – Am7/9 – FM7 – Em7 – Am7 – Bdim – Cadd9

というように書き換えました。「藤巻式作曲講座」の第二回のテーマだった、ハ長調に現れるコードのつなぎ方を参考にしました。
Am7 – G7 – FM7 – Fm7と二度ずつ下がってFM7のサブドミナントからFm7と同主調に転調する所が自分としてはうまく行ったつもり。
全体的には、なんとなく大丈夫そう?な感じがするけど、もっとカウンターラインを意識した滑らかな進行にしたり、逆にもっとひねった進行(まだ理解できてない所は多々あるのですが)を考えても良かったな。練習だし。Am7/9の所はメロディーが速いフレーズなのでなんとなくセーフに聴こえるけど、ちょっと違和感を覚える。。。けど他のコードが思いつきませんでした。orz

実際にコードを鍵盤で押さえてみて分かったのだけど、コード進行においてベースラインがとっても大事だという事がよく分かった。この前、DTMマガジンに投稿した曲はベースラインで変な所があったと気づいた。直したい。。。。

最後に色々なパートを足した完成版がこちら。

waltz69

Waltz69
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69.mp3]

Native InstrumentsのKORE2を買ったので試しまくりです。ベース系の音色やアルペジエータを使った音色が格好良すぎ。ハードのコントローラーも悩んだあげく結局買ったのだけど、買って正解でした。後から追加できないというのが決め手でしたが、音色作りを直感的に出来るのがすごく楽しい。

ズンチャッチャ・ズンチャッチャなクルクル巻き髪ダンスから、ヒップホップなファッションの子がダンスしているイメージにリフォームされて聴こえてたら嬉しいです。ビート感の所でまた課題が出てきた。学ぶ事はつきないです。

円高で安くなっているみたいですよ。

binary ego

2009.2.22 (日)

DTMマガジンに再度投稿しようと思って作った曲。さすがにちょっと難ありなので投稿をやめました。最初は、ボコーダーバリバリの曲になる予定だったのだけど、ミックスがどうしてもうまくいかななくて時間切れ。歌モノは難しい。

歌詞も、もう少し単語の選び方とストーリー性を意識して書けるようになりたい。

binary_ego

binary ego
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/binary_ego.mp3]

自分としては4:02あたりにフルートのソロがちょっとかっこよくできたかなと思います。

DTMマガジンに掲載された!

2009.2.11 (水)

いま発売されている、DTMマガジン2009年3月号の「藤巻浩のお気楽道場」に自作の曲が掲載されました。投稿した人はだいたい載るみたいだけど、すっごく嬉しいです。

親しい人以外に自分の作った曲を聴いてもらうのは初めてです。制作しても「こんな下手な曲、知らない人に聴いてもらうの恥ずかしいなあ」なんて、ずっと思ってたのですが思い切って投稿してみて良かった。学ぶ所もあったし。

せっかくなので投稿した曲の指導があった部分を若干修正してアップしておきます。

小さいけど確かな変化

小さいけど確かな変化
[audio:http://www.minfish.jp/assets/media/mp3/small_but_certain_changes.mp3]

「ちょっとした嬉しい事に自分だけが気づく瞬間」を定着しようと制作しました。
ちょっと恋愛風の事を匂わせつつも、僕にとっての「ちょっとした嬉しい事」とは、もちろん音楽の事です。インターネットやコンピューターが無かったら自分で作曲しようなんて思いもしなかった。そんな曲です。

なんとなく私小説風のこの曲が「デビュー」になって良かったです。

Hello world!

2009.2.7 (土)

Blogを再開しました。
以前ここで書いていたBlogは割とIT関係の動向とか技術よりのものだったのだけど、
こんどのは趣味でやっている音楽まわりの事になりそうです。

とりあえず、今作りかけの音楽などをアップロードしてみます。

[audio:http://www.minfish.jp/mp3/ego_elegy.mp3]