2009 年 3 月 のアーカイブ

Waltz69

2009.3.21 (土)

DTMマガジンで連載している、「藤巻式コード作曲講座」を参考にして、リハーモナイズの練習をしてみました。リハーモナイズは次回のテーマらしいですが予習です(笑)。リハーモナイズというのは。元々あるメロディーのコード進行を新しいものに書き直す事らしいです。コード進行の勉強にとてもいいらしいので早速挑戦!

「藤巻式コード作曲講座」では、付録のDVDの藤巻さんの講義を聴きながら、譜面をじっとニラんで勉強していたのですが、いまいちしっくりこなかったです。まるで、むちゃくちゃ難しいかけ算九九を丸暗記させられている気分。ですが、ふと、キーボード(61鍵の少し大きめの)を引っ張りだしてきて、実際にコードを押さえてみるとすごく納得できました。なんだこういう事だったのかと。演奏大事。下手ですが。

今回リハーモナイズした曲はショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」 です。

ショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_chopin.mp3]

作業しやすいように変イ長調からハ長調にトランスポーズしています。子どもがピアノの課題曲としてよく弾くやつですね。小さい頃近所でピアノをやっている子のうちからよく聴こえてきたような気がします。

ハ長調に移調するとこんな感じのコード進行になるのかな?

F-E-Gm6-Dm-Dm-C-G7-C-F-E-F#7-Dm-FM7 -C-G7-C/G

出だしの所はベースラインが半音ずつ下がっていき、ズンチャッチャ・ズンチャッチャ・ズンチャッチャとワルツのノリ感を強化するようなコード進行になっていました。昔の人はこんなリズムで踊ってたのかな?と考えると面白いです。

今回リハーモナイズしたのがこちら。

ワルツ9番Op.69 No.1「別れ」(リハーモナイズ版)
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_reharmonize.mp3]

先ほどと同じ出だしの所を

FM7 – Bdim – Dm7 -Em7 -Am7 – G7 – FM7 – Fm7 – Bdim -E7 – Am7/9 – FM7 – Em7 – Am7 – Bdim – Cadd9

というように書き換えました。「藤巻式作曲講座」の第二回のテーマだった、ハ長調に現れるコードのつなぎ方を参考にしました。
Am7 – G7 – FM7 – Fm7と二度ずつ下がってFM7のサブドミナントからFm7と同主調に転調する所が自分としてはうまく行ったつもり。
全体的には、なんとなく大丈夫そう?な感じがするけど、もっとカウンターラインを意識した滑らかな進行にしたり、逆にもっとひねった進行(まだ理解できてない所は多々あるのですが)を考えても良かったな。練習だし。Am7/9の所はメロディーが速いフレーズなのでなんとなくセーフに聴こえるけど、ちょっと違和感を覚える。。。けど他のコードが思いつきませんでした。orz

実際にコードを鍵盤で押さえてみて分かったのだけど、コード進行においてベースラインがとっても大事だという事がよく分かった。この前、DTMマガジンに投稿した曲はベースラインで変な所があったと気づいた。直したい。。。。

最後に色々なパートを足した完成版がこちら。

waltz69

Waltz69
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69.mp3]

Native InstrumentsのKORE2を買ったので試しまくりです。ベース系の音色やアルペジエータを使った音色が格好良すぎ。ハードのコントローラーも悩んだあげく結局買ったのだけど、買って正解でした。後から追加できないというのが決め手でしたが、音色作りを直感的に出来るのがすごく楽しい。

ズンチャッチャ・ズンチャッチャなクルクル巻き髪ダンスから、ヒップホップなファッションの子がダンスしているイメージにリフォームされて聴こえてたら嬉しいです。ビート感の所でまた課題が出てきた。学ぶ事はつきないです。

円高で安くなっているみたいですよ。