‘my_music’ カテゴリーのアーカイブ

river tamagawa

2009.12.13 (日)

river_tamagawa
river tamagawa

DTMマガジン2010年1月号の『藤巻浩のお気楽道場』に掲載させていただいた曲です。元の曲は1年ほど前に作曲の練習として作ったものです。メロディの原型だけ残し、リハーモナイズしてアレンジを作り直しました。ギターのインストにしたかったので弾きやすい調にトランスポーズして極力、演奏技術の下手さを隠せるようにしました。

フィールドレコーティングで録音した野球少年たちの声がイントロとアウトロで入っています。風の音とかが気持ち良く録れたのがよかったかと。

自分でも簡単な曲だとは思うのだけどギターの録音は何度も何度も録り直しました。練習ではさらりと弾けるのにRecボタンを押したとたんに失敗するのはなぜなんでしょうね。ただOKのテイクが録れるころには曲をあらかたマスターしてしまったので、練習方法としては漫然と一人で弾くよりは良いのかもと思いました。

仕事の都合でフルパワーでギターの練習は難しいのだけれど細く長く弾き続けて、いつか人の前で弾けるようになれたらなと思いました。

9月頃の多摩川は本当に最高なんですよ。かつ、うちの近所の河原は小さいながらも木々があって日よけにもなっていてピクニックにも最適なんですね。

ダサイかカッコいいかで言うとダサイ部類の曲なのだけど、あの河原の爽やかな空気感が定着できて少しでもリスナーに伝わればといいなと思いました。「お気楽道場」の最終回にのせてもらった曲なのだけど、ある意味、初めて載せていただいた「小さいけど確かな変化」と似た方向性の曲なのかと思いました、

Sketch_09.11.23

2009.11.23 (月)

次は歌ものに挑戦です。

sketch091123
[audio:https://www.minfish.jp/mp3/sketch091123.mp3]

1)リズムトラックを用意
2)コード進行をくみ上げる
3)上に載ってくるメロディーを作る
4)仮のベースラインを作る

まで終了。ここまでで約4〜5時間。

歌ものなのでサビの部分を分かりやすくしてみたつもりです。
そうすると、意外にも90年代初頭のユーロポップ調の曲に!あくまでイメージですが。
最終的には、もうちょっとソリッドなサウンドになるといいなあと思います。

次の工程では粗いメロディーラインを整えてつつ、無駄なフレーズを削り取り、自分で歌える音域にトランスポーズして仮歌を入れます。

歌えるのか?>自分。

まあ、Melodyneとかもあるし。あとで修正しつつやってみます。
仮歌が入ったらその他のパートを作りつつ、詞を考えていきます。

書けるのか詞を?>自分。

どうなることやらです。

absolutely brilliant

2009.11.8 (日)

absolutely_brilliant

absolutely brilliant

DTMマガジン2009年12月号の藤巻浩のお気楽道場に掲載させていただいた曲です。
自分の曲ではじめて楽器(ギター)の録音をしてみました。まだ少しですけど。
今回の曲は薄い透明色を重ねる事でハーフトーンを複雑に見せる絵画のテクニックがあるのですが、そんなような方法論をイメージして作ってみました。

お気楽道場は来月で最後との事。とっても、とっても、残念です(涙)。毎月励みにさせていただいただけに。。。雨の日も晴れの日も風の日も、仕事でちょっと落ち込んだときも、いつも、いつも、この番組に元気をもらっていました。他の投稿者の方へ向けたアドバイスも自分の音楽の糧にさせてもらっていました。去年あたりに作った自分の曲を聴き直してみると恥ずかしい気持ちでいっぱいになるのですが、仮にそれは自分の耳が成長したと前向きにとらえると、この成長はあの番組のおかげと思っています。

きっと、藤巻先生のお子さんが大きくなった頃にまたコーナーを再開してくれるだろうと、願ってやみません。心待ちにしております。ぜひ。それまで自分も精進しなくては。ギターも(極力)毎日練習します。

しかし、今月も他の投稿者の曲の完成度、、、高いですね。。。
自分の曲は理論的な事を極力取り込もうとコネコネとこりくり回しつつ作っているのですけど、最後は感覚で突っ走ってしまっていて、ちょっと恥ずかしく感じました、今月は特に。

「絵画的な印象」とご指摘いただいた事について。
DAWを初めてさわった時は「これって昔絵を描いていたのと同じ感覚じゃないか」と強く感じ、自分でも音楽が作れるのではと思いました。作曲って子どもの頃から特別な訓練を受けた才能のある人だけがやるものと思い込んでいたのだけど、この発見はとても新鮮だったのを鮮明に覚えています。「良い曲」を作るのは訓練が必要な事は変わらないけれども、少なくとも今は、入り口の所は広く開かれているのだと感じました。

この感覚はUIが音の作り方を抽象化してるからだと思っているのだけど、テクノロジーが人の力をエンハンスする幸せな例なのではないでしょうか。

binary ego 2nd take

2009.7.20 (月)

bnary ego 2nd take

[audio:h/mp3/binary_ego2.mp3]

download

この前作った曲をリメイク。
音があたっている所を直しました。少しおとなしい感じになっちゃったかな。

hard rain

2009.6.28 (日)

hard_rain

hard rain
download

この前、スケッチした曲を完成させてみました。イメージがなかなか固まらず時間がかかりました。もう少しすっきりした構成に仕上げてもよかったかも。もうちょっと高いクオリティの曲を今は作れるかなあということで、今回はDTMマガジンへの投稿なしです。ダーク目で、ソリッドな曲が続いたので次はしっとりした曲か、カラフルな曲を作ろうと思います。

前回のスケッチ
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/sketch090531.mp3]

moonlight

2009.6.13 (土)

moonlight

moonlight

[audio:http://www.minfish.jp/mp3/moonlight.mp3]

download

DTMマガジンの7月号に掲載してもらった曲です。最近は投稿数がだいぶ増えたようで必ずしも全員が番組に取り上げてもらえないようなので感謝感謝です。

この曲はリハーモナイズの練習という位置づけです。楽譜をPrintMusicでmidiにスキャンしてAマイナーにトランスポーズし、ピアノロールを眺めて、ふと気づきました。選曲失敗したと。分散和音だらけで和音を書き換えるにはここに手を入れざるを得ませんでした。

ただ、出だしの数小節が心地よい感じに出来たので、中音域の比較的メロディっぽい所を残し最後まで強引に進めてみました。AマイナーのダイアトニックコードはCメジャーと比べてドミナント-トニックがやや複雑なのでちょっと苦戦しました。(単に黒鍵が出てくるだけですが。)広いレンジの分散和音のところで音がぶつかっているのが分かったのですが、ここまで細かい音符の単位でコードを都度動かすとせわしなくなるし、結局、解消出来ませんでした。そして結果は・・・やっっっぱり、分散和音ですよね。。。

絵画と音楽について。

子どもの頃はとくに絵がうまいわけでもなく、むしろ音楽の方が好きでした。買ってもらったマンガの主題歌のカセットテープを延び延びになるまで聴いてたりしました。結局どこで間違ったのか美大に進学する事になりましたが。

絵にまつわる小さい頃の思い出は、親が留守のときにクレヨンで部屋の白い壁全面と自分の服にさんざん落書きして大変怒られたという事です。しばらく正座して反省させられました(笑)帰って来た時は両親もさぞかしびっくりした事でしょう。

バランスを取るときに使う意識の奥の方は絵画と音楽はどこかで繋がっているような気もします。絵画での空間意識は、写実的に見えるタイプのものでも作者の解釈と構築力が求められます。音楽ももっと深い所まで理解するとそうなのでしょうか。

また、自分は曲を作っていて終盤の方になると、はっきりしたビジュアルイメージが浮かんでくるようです。このブログで曲と一緒にのせているイメージがそれです。だいたい頭の中のビジュアルイメージがクリアになったら「曲が完成した」という事にしています。イメージをphotoshopで作るときは頭の中のイメージをただ取り出しているだけなので、ばばっと大体30分ぐらいで作れちゃいます。ほとんど迷いも無い。そういう意味ではやっぱり脳の近しいところを使っているのでしょうか?

言語感覚が一番足りないかもですね。曲のタイトルをつけるのもいつも迷いますし、歌モノをつくろうとしても歌詞が全然思い浮かびません。

Waltz69

2009.3.21 (土)

DTMマガジンで連載している、「藤巻式コード作曲講座」を参考にして、リハーモナイズの練習をしてみました。リハーモナイズは次回のテーマらしいですが予習です(笑)。リハーモナイズというのは。元々あるメロディーのコード進行を新しいものに書き直す事らしいです。コード進行の勉強にとてもいいらしいので早速挑戦!

「藤巻式コード作曲講座」では、付録のDVDの藤巻さんの講義を聴きながら、譜面をじっとニラんで勉強していたのですが、いまいちしっくりこなかったです。まるで、むちゃくちゃ難しいかけ算九九を丸暗記させられている気分。ですが、ふと、キーボード(61鍵の少し大きめの)を引っ張りだしてきて、実際にコードを押さえてみるとすごく納得できました。なんだこういう事だったのかと。演奏大事。下手ですが。

今回リハーモナイズした曲はショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」 です。

ショパンのワルツ9番Op.69 No.1「別れ」
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_chopin.mp3]

作業しやすいように変イ長調からハ長調にトランスポーズしています。子どもがピアノの課題曲としてよく弾くやつですね。小さい頃近所でピアノをやっている子のうちからよく聴こえてきたような気がします。

ハ長調に移調するとこんな感じのコード進行になるのかな?

F-E-Gm6-Dm-Dm-C-G7-C-F-E-F#7-Dm-FM7 -C-G7-C/G

出だしの所はベースラインが半音ずつ下がっていき、ズンチャッチャ・ズンチャッチャ・ズンチャッチャとワルツのノリ感を強化するようなコード進行になっていました。昔の人はこんなリズムで踊ってたのかな?と考えると面白いです。

今回リハーモナイズしたのがこちら。

ワルツ9番Op.69 No.1「別れ」(リハーモナイズ版)
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69_reharmonize.mp3]

先ほどと同じ出だしの所を

FM7 – Bdim – Dm7 -Em7 -Am7 – G7 – FM7 – Fm7 – Bdim -E7 – Am7/9 – FM7 – Em7 – Am7 – Bdim – Cadd9

というように書き換えました。「藤巻式作曲講座」の第二回のテーマだった、ハ長調に現れるコードのつなぎ方を参考にしました。
Am7 – G7 – FM7 – Fm7と二度ずつ下がってFM7のサブドミナントからFm7と同主調に転調する所が自分としてはうまく行ったつもり。
全体的には、なんとなく大丈夫そう?な感じがするけど、もっとカウンターラインを意識した滑らかな進行にしたり、逆にもっとひねった進行(まだ理解できてない所は多々あるのですが)を考えても良かったな。練習だし。Am7/9の所はメロディーが速いフレーズなのでなんとなくセーフに聴こえるけど、ちょっと違和感を覚える。。。けど他のコードが思いつきませんでした。orz

実際にコードを鍵盤で押さえてみて分かったのだけど、コード進行においてベースラインがとっても大事だという事がよく分かった。この前、DTMマガジンに投稿した曲はベースラインで変な所があったと気づいた。直したい。。。。

最後に色々なパートを足した完成版がこちら。

waltz69

Waltz69
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/waltz69.mp3]

Native InstrumentsのKORE2を買ったので試しまくりです。ベース系の音色やアルペジエータを使った音色が格好良すぎ。ハードのコントローラーも悩んだあげく結局買ったのだけど、買って正解でした。後から追加できないというのが決め手でしたが、音色作りを直感的に出来るのがすごく楽しい。

ズンチャッチャ・ズンチャッチャなクルクル巻き髪ダンスから、ヒップホップなファッションの子がダンスしているイメージにリフォームされて聴こえてたら嬉しいです。ビート感の所でまた課題が出てきた。学ぶ事はつきないです。

円高で安くなっているみたいですよ。

binary ego

2009.2.22 (日)

DTMマガジンに再度投稿しようと思って作った曲。さすがにちょっと難ありなので投稿をやめました。最初は、ボコーダーバリバリの曲になる予定だったのだけど、ミックスがどうしてもうまくいかななくて時間切れ。歌モノは難しい。

歌詞も、もう少し単語の選び方とストーリー性を意識して書けるようになりたい。

binary_ego

binary ego
[audio:http://www.minfish.jp/mp3/binary_ego.mp3]

自分としては4:02あたりにフルートのソロがちょっとかっこよくできたかなと思います。

DTMマガジンに掲載された!

2009.2.11 (水)

いま発売されている、DTMマガジン2009年3月号の「藤巻浩のお気楽道場」に自作の曲が掲載されました。投稿した人はだいたい載るみたいだけど、すっごく嬉しいです。

親しい人以外に自分の作った曲を聴いてもらうのは初めてです。制作しても「こんな下手な曲、知らない人に聴いてもらうの恥ずかしいなあ」なんて、ずっと思ってたのですが思い切って投稿してみて良かった。学ぶ所もあったし。

せっかくなので投稿した曲の指導があった部分を若干修正してアップしておきます。

小さいけど確かな変化

小さいけど確かな変化
[audio:http://www.minfish.jp/assets/media/mp3/small_but_certain_changes.mp3]

「ちょっとした嬉しい事に自分だけが気づく瞬間」を定着しようと制作しました。
ちょっと恋愛風の事を匂わせつつも、僕にとっての「ちょっとした嬉しい事」とは、もちろん音楽の事です。インターネットやコンピューターが無かったら自分で作曲しようなんて思いもしなかった。そんな曲です。

なんとなく私小説風のこの曲が「デビュー」になって良かったです。