There is no cult of the amateur, Mr Carr :Read/WriteWeb by Richard MacManusの論点をまとめました。今回は全訳はなしです。
- Web 2.0 is amoralはアカデミックすぎてつまらないし、「素人のカルト」のところでとんでもない見当違いをしている。
- プロを信じてないわけではないが、それ以前にWeb 2.0は「アマ」が「プロ」と競争するツールなのだ。それは今までになかったのだ。
- アマ→プロは十分あり得るケースだろうし、そういった人々を信じるに値しないとするのは間違い。
- Wikipediaの揚げ足をとって自らの保身につとめているが、いずれにしろ20世紀のメイン・ストリームメディアは厳しい競争にさらされるのはまちがいない。
- 「タダ」が「品質」に打ち勝つと言うが、最近の人はコンテンツの品質について非常に「目利き」になっているのを見落としている。
- 「free」対「quality」なのでなく、タダだろうか有料だろうが、「どのように判断を下すか」が問題。
- Web 2.0はクリエイティブ経済をかえるものだが、品質自体はどんどん上がっていくはず。
- 21世紀のメディアカンパニーはプロ、ユーザージェネレーティッドコンテンツ両方に影響を与える。
- どちらも、良い品質によってお金を稼ぐ方法を考えなければならない。
- よって、古い20世紀的メディアの考えは通用しない。
僕自身がこれらの論争で思ったこと。
コンテンツの品質が低くてても必要であれば必要な分だけ、必要な人が直せばいいのではと思います。それは、ある意味コンテンツの優先度をランクづける働きにもなるのではと。僕自身ジェーン・フォンダの一生なんて考えたこともなかったですし。
「目利き」についても、プロの仕事だからって絶対品質を「担保」されているとはいえないですよね。提供側も受け取る側もリスクの度合いは全然違うのかもしれないですけど。
あと、「タダ」が唯一の価値というのはやっぱり疑問です。結局マネタイズの方法はこれから変わっていくだろう環境の中で、どちらのサイドでも考えなきゃなあと言うのは同感です。難しいですが。
オープンソースコミュニティが貢献者にあたえる尊敬みたいなお金じゃない価値にも限度があるかなあと思いました。(これは、ちょっと言い切る自信ないですけど。)オープンソースはれっきとしたビジネスと聞いてますが。
ここまで書いてふと思ったのですが、これらって全然新しくないですよね。どれも当たり前な気がしました。