オープンソースのリッチクライアント Open Laszlo (3.0.2)をOSX(Tiger)にインストールしてみました。
ここで説明するまでもないけど、Open Laszloとは、Laszlo Systems社が開発したプラットフォームでXMLベースのタグとJavascriptでFlashをサーバー側で作れるものです。MacromediaのFlexとだいたい同じみたいなのだけど、こっちはオープンソースになってます。
インストーラーは下のリンクの「Download」からダウンロードできます。余談ですけど、このファイル置き場に気づかない人もたまにいるのでは。情報にURLがない場合があるっていうFlashとかを使ったRIAの問題点の一つなのかなーと思う。いきなり入り口のところで恐縮ですが。
Laszlo Systems社(メニューバーの二段目ね。わかりづらい。。。)
インストールはOSXでよくあるインストーラー形式なので特に問題はないです。
詳しくは以下のページに書かれています。TomCatも自動でインストールされるので、すでにインストールしている人は止めておきましょう。
インストール終了後、
/Applications/OpenLaszlo Server 3.0.2/
にあるOpenLaszlo Explorer.commandをダブルクリックするとLaszloExplorerなるものが立ち上がるはず。。。
だったのですが、Flash Player(バージョン8を使ってます。)のセキュリティに引っかかってうまく立ち上がりませんでした。Safariのswf表示部分を右クリックもしくは[Cntrl]+左クリックで「設定」を選択し、現れる小窓の「高度な設定」をクリックして新規に立ち上がるブラウザで[グローバルセキュリティ設定]パネルに"/Applications/OpenLaszlo Server 3.0.2/"のファイルを追加する必要があります。ローカルなのになぜ追加しなきゃならんのかは不明。
日本語化は、
/Applications/OpenLaszlo Server 3.0.2/Server/lps-3.0.2/laszlo-explorer/
の下にある"source.jsp"と言うファイルをこのファイルと置き換えてブラウザをリロードしてみると大丈夫。
さっそくこんな感じでハローワールド。
<!--hello.lzx//--> <canvas width="200"> <text>ハロー・ワールド!</text> </canvas>
テキストエディタで上のようなファイルを用意(文字コードはUtf-8です。)
/Applications/OpenLaszlo Server 3.0.2/Server/lps-3.0.2/my-apps/
で上のフォルダに置いてブラウザから
http://localhost:8080/lps-3.0.2/my-apps/hello.lzx
にアクセスすると、、、で、できてるよ。
OpenLaszloの変わったところは簡易開発環境自体がRIA化されてるところ。以下のURLから開発体験できます。変なのー。
使ってみて思ったのは、動きがもっさりしてるねって感じ。スキン自体も変更可能なのだろうけど、ちょっとどうなのかなと思ってしまった。コンパイルもちょと時間かかるかな。動的に複雑なSWFを生成ってのはちょっと厳しいかも。(そういう使い方はあんましないのかもですが。)
あと、開発者受けはいいのかもしれないけど、エンドユーザーにとっちゃ、どう作ってようが関係なくって普通のフラッシュアプリだよねーというところもちょっと気になった。
でも、この簡単さはすごい。HTML書くみたいにFlashのGUI作れちゃうんだものね。ASでゴリゴリ書いて、いちいちテストしてってのあほらしくなっちゃいますよ実際。作り方によっては普通じゃないFlashアプリに化ける可能性も大なのでは。
これも、Ajaxの時みたいに「正しい使い方」が重要なんだろうな。使ってる人が「お、これって便利じゃん。」みたいに思ってもらえるものを作れないと、作り手の空回りになっちゃいそうな雰囲気。(そういう意味でちょっとサンプルのGUIが危険な香り。。)
道具を使いこなすのは難しい。