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MTASCをOSXにインストールしてみる

ちょっと出遅れ気味なのですがMTASCをOSXにインストールしてみました。

MTASC

MTASCはMotion-Twin ActionScript 2 Compilerの略でコマンドラインからjavacみたいにパブリッシュできるオープンソースのコンパイラーだそうな。MTASC 1.09からは、Flash8用にコンパイルできるらしい。std定義ファイルを入れ替える必要はあるらしいですが。っていうか、まだ本家が日本で発売してないじゃん。

何に使うかっていうとぱっと思い浮かばないですが、サーバーサイドでswfを動的に生成することもできるはず。

MTASC

日本語による詳しい解説

OSX版はこちらからダウンロードできる。ほかにもLinux版とかwin版とか。

zip形式のファイルをダウンロードして解凍すると.pkgのインストーラーができるのでダブルクリックで立ち上げて終了。と思ったら、環境変数が通ってなくっていちいちフルパスをうたなきゃいけない。windowsだとコントロールパネルからさくっと変更できるたけど、OSXってどうやるんだろう?

あれこれしらべたら、rootでターミナルに入って.bash_profileにこんな感じのを書き足せばいいみたい。

export PATH=$PATH:/opt/mtasc

で、このコマンドを打つ。

sh +x .bash_profile

でも、ターミナルを落とすと、またもとに戻っちゃいます。そこらへんはもうちょっと調べてみますか。

さて。なにはなくともhello world。

まずはsampleに載っていたこんな感じの.asファイルを用意

///Hello.as:
class Hello{
	function Hello(mc:MovieClip){
		mc.createTextField("tf" , 1 , 5 , 5 ,190 , 190);
		mc.tf.border = true;
		mc.tf.wordWrap = true;
		mc.tf.text ="Hello World!";
	}

static function main() {
var t: Hello =new Hello(_root);
}
}

でターミナルから

mtasc -swf hello.swf -main Hello.as -header 200:200:30

とすると、で、できてる!

何で今更というと、これ使ってデザインパターンの勉強しようかと思って。普通のIDEでもいいのですが、まずは雰囲気から。

ちなみにmtascのオプションはこんな感じらしい。検証してないので間違ってるかもしれませんが。

-pack <path> : 以下のパッケージすべてをコンパイルする
-cp <paths> : クラスパスを追加
-v : 冗長モード
-strict : strictモードを
-msvc : MSVC形式のエラーメッセージを使う
-mx : mxパッケージを使う
-swf <file> : アップデートするswfファイル
-out <file> : 出力するswfファイル
-keep : 入力する SWFからclassファイルを削除しない
-frame <frame> : ターゲットのフレームにexportする (swf内に存在してること)
-main : main entry pointを指定
-header <header> : ヘッダーフォーマットの指定 '横幅:高さ:fps'
-group : classの集まりを一個のクリップにする
-exclude <file> : コンパイルしないクラスのリスト
-version : コンパイルするSWFのバージョン (6,7,8,...)
-trace <function> : trace する関数を指定
-help オプションを表示
--help オプションを表示

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